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いばらき医療福祉研究集会演題発表
こども クリニックの乳幼児健診における
保育士の役割について考える
ー医療保育士についてー |
【はじめに】
まつだ こども クリニックは、昨年4月に茨城県下妻に開院した小児科単科のクリニックで、職員には、保育士を採用しました。昨年は、本研究集会においてクリニックにおける医療保育士の有用性について報告しました。今年4月からは、乳幼児健診に発達スケールを導入し、保護者のアンケートを参考に医療における保育士の役割について別の観点から考えてみましたので、その結果についてご報告いたします。
【対象及び方法】
対象は、平成20年5月から当院で乳幼児健診を実施したお子さんで、男児68名、女児61名合計129名です。方法は、受診者の年齢(月齢)、性別、発達スケールの認知、導入について、実施後の感想、保育士の対応などについて無記名方式のアンケートで実施しました。
【結果】乳児は、合計110名で、その月齢別割合では、乳児期前半では3ヶ月が殆どで全体の約1/4を占め、乳児期後半では、7、9、10、11ヶ月が殆どで、全体の約2/3を占めていました。幼児期は4歳までで、受診者の1割程度でした。発達スケールは、財団法人発達科学研究センターで造られたのもで、市販されています。4種類に分かれており、タイプAは、1歳未満用、タイプBは1歳から3歳未満、タイプCは3歳から7歳未満です。項目は、運動、操作、理解言語、表出言語、概念、対子ども社会性、対成人社会性、しつけの8項目に分かれており、それぞれに対し質問式で○、×をつけて評価するように成っています。当院の乳幼児健診では、身体計測をし、予めスケールの評価をします。その後診察があり、母親とスケールの結果を交えて診察の結果を保護者に説明し、最後に保育士がスケールの
結果について再度母親と話をして健診が終わります。 スケールの存在を知ってた人は、129名中12名で約10%でした。乳幼児健診にスケールを取り入れることについて尋ねてみると、殆どの人が良いことだと思うと答えてくれました。実際に発達スケールを行っての感想では、全員が良かったと答え、発達スケールについての感想では、診察だけでなく客観的に自分の子どもの評価が出来て良かった、また時間をおいて出来るので良かったという意見が多く、保育士と関わった感想では、殆どの人が聞きたかった事をわかりやすく説明してくれたと答えています。
【考案】
医療保育士は、50年以上前から小児病棟に導入され、昭和29年には既に施設に配属されています。医療保育士は、小児医医療において発達支援、日常生活支援、家族支援を主な業務とし、医療の場に医療職ではない子どものための職業と位置づける保育の専門とされています。施設によっては、病棟保育士、看護保育士、病院保育士、臨床保育士などと様々に呼称されています。昨年まで専門の資格がありませんでしたが、医療保育学会認定医療保育士が今年の秋に現場に配属される予定であります。どのような職場でどのような取り組みがなされるのか期待されるところです。当クリニックは、昨年から独自に医療保育士の達成目標を設定し教育を行ってきました。今回の取り組みでも保護者からの反応は良いと思われます。今後認定医療保育士に向けて再度取り組みを行う予定です。
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| (2009/03/25掲載) |
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